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本コンテストは、BIM/CIMおよびVRの活用により、先進的な建築、橋梁、都市、ランドスケープのデザインを行なう学生を対象とした国際コンペティションです。課題とするテーマを具体的に示し、作品のデザイン性、アイデアの先進性やユニークさなどを競います。テーマに対して計画、設計、シミュレーションなどを実施し、総合的なデザインをVRデータで表現した作品を審査委員会が評価します。
提出作品としては、毎年のテーマとして提示される課題の内容をふまえて、VRシミュレーション、交通、橋梁・トンネル・道路構造、建築構造、環境、防災・避難など、最低2つ以上の設計結果を組み合わせたBIM/CIM活用データが求められます。フォーラムエイトのBIM/CIMツールとVRを大いに活用し、優れた作品制作および技術研鑽の機会としていただきたいと考えています。
作品制作にあたっては、各種ソフトウェア体験セミナーおよび技術セミナーが利用できます。また、BIM/CIM活用の観点から、異なる分野を専門とするメンバー同士でチームを作り、協働作業を行うことも奨励します。
Theme2025
動物園に続く道
―パブリック・エンターテイメント・プロムナード
【主な貸与対象ソフトウェア】
■VRCGソフト UC-win/Road
3次元リアルタイム・バーチャルリアリティソフト。日本語・英語・中国語をはじめ多言語に対応。交通、道路、建築、環境、防災・避難などの様々なシミュレーションに活用可能。
■UC-win/Road 環境アセスプラグイン
UC-win/Roadの多様なリアルタイムシミュレーション機能を活用し、VRと簡易アセスメントを同時に評価可能なプラグイン。緑視率や日照障害の評価、太陽光パネルの反射光予測、壁面の日照・反射の検証が可能。
■3DCGソフト Shade3D
BIM/CIM対応、統合型3DCGソフト。モデリング、レンダリング、アニメーションから3Dプリントまでをそなえたオールインワンパッケージ。
■土木建築設計CAD UC-1シリーズ
橋台・橋脚・BOXカルバート・UC-1 BIM/CIMツール等、土木建築構造物の耐震設計・補強設計、3D配筋、図面作成プログラム。
■環境・エネルギー解析 DesignBuilder
光、温度、CO2 などの環境シミュレーション、省エネルギー建物設計を支援するシミュレーションソフト。
■耐震・構造解析 FEMソフト Engineer's Studio®
東京大学 工学系研究科建築学専攻
特任教授 建築情報学研究室
同済大学設計創意学院 教授
国立成功大学 教授
マサチューセッツ工科大学
建築学科 准教授
2025年04月01日(火)~06月30日(月)
2025年04月01日(火)~11月21日(金)
選考会:2025年07月16日(水)
結果通知:2025年07月18日(金)
2025年09月19日(金)~26日(金)
2025年10月07日(火)~13日(月)
2025年10月14日(火)
2025年11月20日(木)
会場:品川インターシティホール(MAP)
ワールドカップ賞(1作品)
賞金30万
優秀賞
賞金10万
審査員特別賞各賞(4作品程度)
賞金5万
ノミネート作品
記念品
ノミネート作品に選ばれたチームには国内3名、海外2名を表彰式にご招待! ※国内は関東以外を対象とします。
Theme2025
動物園に続く道 ―パブリック・エンターテイメント・プロムナード
日本の超高速列車である新幹線の徳山駅がある地方都市は、周辺に拡大したエリアと一体になって今の名前を周南市と言います。徳山という地名も今も様々なところで使われており、徳山動物園もその一つです。この徳山駅と徳山動物園はほぼ一本の大きな通りで結ばれています。こちらにも部分ごとに御幸通りと岐山通りという二つの名前があります。
さて、名前はちょっと複雑ですが、構造は至って単純です。銀杏並木のプロムナード沿に市役所も図書館も郵便局も美術館も文化会館も高校も全て面しています。実はこれは第二次世界大戦に空襲にあった日本の地方都市の典型的な復興都市計画なのです。来訪者もよく通る全長2kmほどのプロムナードは片側2車線あり、歩道も広く、中央分離帯に樹木もあって、この街の顔とも言える最も重要な公共空間になっています。
今年のVDWCの課題となる場所はこのプロムナード空間です。21世紀を迎えこの街も住民の高齢化と人口減少という典型的な日本の地方都市の現象に直面しています。そのため課題となっているのは自家用車中心の暮らしから高齢者でも使える公共交通で結ばれた集約化された街に戻ることです。今後その解決に使われていく自動運転の新しいモビリティは小型バスのようなものからもっと小型で低速のものまで様々な可能性があります。すでに「ちょいのり百円バス」という循環バスが運行していますが、新しいモビリティのネットワークの中でこのプロムナードは地域コミュニティニティの中心としてさらに重要な役割を果たすのではないかと思われます。新しいモビリティと共に一般車両の交通量は減少も予測され、現在の歩道空間だけでなく車線を減らしたり、構成を変えたりすることで、単なる移動空間ではなく新たな公共的アメニティを持つ空間にできる可能性があります。
駅から動物園まで全て歩いても30分ほどです。もっと歩行者と共存のできるようなモビリティが主体になって、このプロムナード自体が市民や観光客を楽しませる、公園のような美術館のような図書館のような博物館のような動物園のようなパブリックなエンターテイメントの空間にできれば、人々の出会いや憩いの場所になってくれることでしょう。その時には座ってスマホばかりを見ているのではなく、リアルな人間との交流を促進するような情報デバイスの使い方が求められるのかもしれません。
近年日本は海外観光客にとても人気があり、その波は徳山のような典型的な地方都市の典型的な日本人の暮らしと文化への興味にまで押し寄せています。もしこのパブリック・エンターテイメント・プロムナードがそんな都市生活の魅力を創造し、体験させ、発信することができれば地方都市再生の新たなモデルとなることでしょう。
駅から動物園に向かう道に対してぜひ魅力あるアイデア提案を期待していますが、ただの提案ではなく、何らかの交通シミュレーションによる検証によってその有効性を提示してください。例えば車線を減らしても周囲の交通に悪い影響は出ないのか、新しいモビリティは十分に輸送需要に応えられるのか、安全が確保される歩行者の流動はどのくらいまでなのか、情報デバイスによる誘導はどのくらい歩行者流動に影響するのかなど、様々なものが考えられると思います。VDWCではこうしたシミュレーションでスタディされたアイデアが、大胆であっても説得力のあるものになることを期待しています。そしてその空間をまるで体験しているようなプレゼンテーションで示すことがこのコンテストの勝敗を決めるでしょう。
本コンペティションを通じて制作されたデータ、作品および成果物の著作権は、著作者本人にあるものとする。
フォーラムエイトは、著作者が制作したデータ、作品および成果物について、編集、加工などを行い、対外発表、研究発表、営業活動、広報活動として、HP、メールニュース、広報誌、書籍、雑誌、新聞等媒体での掲載・配布を行うなどの、二次使用許諾権利を持つものとする。
作品制作ではUC-win/Road の使用を必須とする。また、フォーラムエイトのソフトウェア、ソリューションのうち最低2種類使用して設計・デザインされたものを対象とし、VRシミュレーション、交通、橋梁・トンネル・道路構造、建築構造、環境、防災・避難など、最低2つ以上の設計結果を組み合わせたBIM/CIM活用データおよび、これらの連携や設計・解析結果を説明するポスターについて、BIM/CIM およびVRの活用度、作成期間と品質、論理性・技術力、審美性・オリジナリティ、プレゼンテーション技術などの点で、いかにソフトウェアを活用し新しいデザインを創り上げたかを評価する。
開催日:2025年11月20日(木)
会場:品川インターシティホール(MAP)
ノミネートされたチームは、公開審査に参加します。不参加の場合は、表彰の対象となりません。
5分間のプレゼンテーションを実施し、VR-Cloud®によるクラウド上での審査・投票および、審査員による最終審査会を経て選ばれた受賞作品の表彰式を行います。
受賞結果は、後日フォーラムエイトHPにて発表予定。
エントリー受付期間中(2025年4月1日(火)~6月30日(月))にエントリーと作品概要をお送りください。
使用言語は、英語となります。
ブラインド(無記名)審査にて実施いたします。チーム名・作品名は、国名や学校名といった個人、団体が特定されないものに限定いたします。
下記ページより、チーム名、チームメンバーなどを登録してください。
下記のフォームを使用し、作品の概要説明(英語100word)とイメージ画像で表現し、アップロードしてください。
エントリー受付完了後、以下を別途メールにてご案内いたします。
・エントリーID
・作品制作用の提供データ・資料のダウンロードURL
・参加希望セミナー申し込みのご案内
7月16日(水)に予選選考会を行い、7月18日(金)に結果を通知します。
予選通過をしたチームは作品応募可能です。
作品の応募は、後日別途ご案内する専用URLにて、作品の応募受付期間中(2025年9月26日(金)まで)に行ってください。
【提出物】
・使用ソフトウェア・ソリューションで作成したデータ
UC-win/RoadのVRデータ(著作権侵害にあたるデータは禁止します。)
※UC-win/RoadのVRデータではスクリプト(自動プレゼンテーション)設定が必須です。以下の点を守って下さい。
-メインのスクリプト30秒を作成し、CMのように作品の主旨が伝わるようにして下さい。
-その他、任意で1点15秒程度のスクリプトを複数作成してもよいですが、メインのスクリプトだけ見ても作品がわかるようにして下さい。
-スクリプトには、独自の名称をつけて下さい。
-クラウド審査は、768x432の解像度で実施されます。フォントサイズにご注意ください。
・フォーラムエイトが提供するソフトウェアによる「作成データ」(2つ以上)
・上記を説明するためのA1サイズ(横使い)ポスター(PDF形式)
※使用言語:英語
上下左右に10mmの余白を入れて作成して下さい。
株式会社 フォーラムエイト 東京本社 Virtual Design World Cup担当
〒108-6021 東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟21F
TEL:03-6894-1888 FAX:03-6894-3888
E-mail:bim@forum8.co.jp
URL:http://www.forum8.co.jp/
2025年4月1日(火)~11月21日(金)
※ただし、製品により期間制限や動作制限、提供スタイルが異なる場合もあります。
※貸与するライセンスは本コンペでの使用に限ります。
(貸出製品予定)◎:必須 ○:2つ以上使用必須
◎UC-win/Road
(Aimsun連携、VISSIM連携、マイクロシミュレーションプレーヤー、駐車場モデル読み込み、環境アセス、津波、土石流、出来形・点群等の各種プラグインを含む)
Allplan
建築土木統合BIMソリューション
○Engineer's Studio®
3次元プレートの動的非線形解析
○UC-1 Series
土木設計CAD(橋脚の設計・3D配筋、橋台の設計・3D配筋、BOXカルバート、3D配筋CAD、駐車場作図システム、車両軌跡作図システム、UC-1 BIM/CIMツール 他)
○UC-1 Cloud 自動設計
(BOXカルバート、擁壁、土留め工、仮設構台、RC断面計算、FRAMEマネージャ 他)
○DesignBuilder
建物環境・エネルギー解析
EXODUS/SMARTFIRE 解析支援サービス、避難解析支援サービス ※1
○風・熱流体解析支援サービス ※1
○自治体ソリューション ※2
○パーキングソリューション ※2
○VRまちづくりシステム ※2
○スパコンクラウド® ※2
※1 BIMデータによる簡易解析サービスを提供
※2 BIMデータ活用を前提で、各種ソリューション・サービス(解析・レンダリング等)を限定的に提供。使用目的をご相談ください。
応募者は、作品制作の対象ソフトウェア製品について、フォーラムエイトが主催するトレーニング・セミナー(有償または無償)に参加できます。
BIM/CIMおよびVRの活用に役立つ多彩なセミナーのラインナップを予定しておりますので、ご期待ください。
■主な対象セミナー(随時追加)
※11会場(東京・虎ノ門・大阪・名古屋・福岡・仙台・札幌・金沢・岩手・宮崎・沖縄 同時開催)、オンラインにて開催
※7月以降のセミナーは順次掲載致します。
HOCHIKIs 所属:日本大学(日本)
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